第25回日新工業建築設計競技 課題「耕す人の家」1998年 3等(応募総数275案) 審査委員長:香山壽夫 審査委員:長谷川逸子、北河原温、岸和郎、佐野吉彦、相臺公豊 耕す人の家 〜caltivationscape 15世紀ベネチアのアルヴィーゼ・コローナは簡素な田園生活こそ古代の理想であると論文「慎ましい生活について」(Disorsi vita sobria)のなかで提唱した。土地の耕作は天地創造に比較しうる神聖な仕事とみなされていたのである。16世紀パラーディオはヴェネト地方にvilla rustica(農業共同体としてのヴィラ)として、この理想をモデルとしたのである。 耕す人の家を、農業の理想モデルのなかに構想する。 星座形に配置されたvilla ructica(耕す人の家)は、ひとつの経済的に自立した農業共同体であり、それらの集合は、大地に天球を投影している。それは大地の場所に唯一固有のLandscapeであると同時にgroundscapeとなり、大地に時を刻み、物語を刻む耕す人の理想郷となるのである。
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